2007年10月19日金曜日

出産のこと

2007年10月19日


出産のこと

切迫早産だけあって、お産そのものは5時間の安産でした。
正期産(赤ちゃんが産まれても大丈夫な日)に入った日、
ベッドから起き上がって良いと指示がありました。
三ヶ月半寝ていただけに筋力は低下し、一人では起き上がれず、
伝い歩きもおぼつかなかったのですが、とても嬉しかったです。
半日外出を許され、タクシーで自宅へ帰りました。
半日家に帰ること二日、なんとか歩けるようになると
三日目には「どこそこへ買い物へ行ってきて」との指示が。
院長先生は歩かせることによって、お産の日を調整できるのです。
人によっては「車で高速に乗ってきて」と指示をされることも。
実際、二時間ばかり夫と買い物に出かけ産院へ戻ると
いい具合に子宮口が開いているとのことで…
翌々日に出産予定です。
その日、早朝に内診がありました。ぐりぐりっと。
その後、不定期な痛みが発生しました。
ホントに今日がお産になるのかな?と疑問に思いつつも
立ち会い希望の夫を電話で呼び出しました。
夫が来てくれた午前9時、痛みが強くなってきました。
もう一度内診があり、直後から痛みが2.3分間隔に。
お昼頃の内診で先生が破水を促し、以降連続した痛みに耐えきれなくなった頃
分娩室へ。入ってから15分後に夫が呼ばれ、出産となりました。
2日が大安だから2日に産まれるといいな、と伝えて
本当に2日にお産になるこの産院はスゴイと思います。
だいたいみんな午前中に診察があって、三時頃には産まれています。
噂には聞いておりましたが、まさにゴッドフィンガーです。
こんなに安産で羨ましい、
長かった入院生活、最後に安産でよかったね、とスタッフの方が
口々に祝福してくださいましたが、
わたし自身はいつお産が終わったのかわからずにいました…
無我夢中とはまさにこのこと。
分娩中、院長先生が「待望のお産だね」と笑っていましたが
応える余裕もなく…思えば保たせることに精一杯で、お産自体のことなど
想像すらしていなかった自分がおりました。痛いというかもう何がなんだか。
からだの状態に流されてあっという間だった気がします。
初産婦てお産に16時間くらいかかるんですってね…
陣痛15分間隔とかをすっとばして、いきなり怒濤の2.3分間隔になったのですが
もっと時間がかかっていたら、体力が保たなかったかもしれません。
しかし進みが早くて、病室で産まれちゃうかと焦りました。

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